Silver Bullet

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Heartを撃ち抜きたい

#37 考察&まとめ

<第37巻>

・揺れる警視庁 1200万人の人質(アニメ第304話)

・見えない容疑者(アニメ第305~306話)

・残された声なき証言(アニメ第307~308話)

黒の組織との接触[交渉編/追跡編/決死編](アニメ第309~311話)

 

 

黒の組織との接触:重要度★★★★★

 

 

<登場人物>

 

 

<重要シーン・会話>

 

■赤井「いいや、思い出していたんだ。お前によく似た女を。平静を装って陰で泣いていたバカな女のことを」

 

 

■コナン:(あの通り魔は自殺に見せかけて誰かが殺害したんだ。FBIがあの近辺を固めてたんならそんなヘマするはずがねえ。それにジェームズさんが誘拐された事件でやつの気配に反応した。通り魔を殺害したのがやつだったとしたら。やつが灰原と深く関わってた人物だとしたら・・・」

 

 

■板倉の日記:(関西弁の男が突然訪ねてきた。どうやら開発中のシステムソフトが目当てだったらしいが、私が目を悪くして開発を断念したと知るとあっさり帰っていった)

 

 

■板倉の日記:(女王のようなしゃべり方をする高飛車な女。女の要求は例の開発中のシステムソフトを1年で完成させたら高額で買い取りたい、ということだった。どうやら前に来た大男の仲間のようだ」

 

 

■板倉の日記:(だめだ、やはり私にはできない。なぜならあのソフトは私が目を患っただけでなく、われわれ人間のために断念したのだから)

 

 

■板倉の日記:(しかし彼らはあの日記でいったい何をしようとしてるんだ。最初に電話に出た女の奇妙な言葉が耳から離れない。そう、あまりにも高圧的な女の口調に耐えかねて「何様のつもりだ」となじったら、女は笑いながら英語でこう返した。「We can be both of god and the devil.Since we are trying to raise the dead against the stream of time.」

 

 

■コナン「やつらの目的をつかんで、どんなに危険で大きな組織という証拠を警察に見せて、それ相応の装備をして大勢で張り込んでないと・・・」

 

 

ウオッカ「なに?駅の構内に入ったのは酔っ払いとガキひとりだけだと?」

 

 

■ジン「見ろ、ケースの内側に発信機だ」

 

 

■ジン「大の大人がこんなところに隠れられるわけねえか。まあいい。姿を変えてズラかるぞ。警察を呼んでいるかもしれねえからな」

ウオッカ「え、板倉が雇ったその男がですかい?」

■ジン「ああ、次はねえと思って気を付けろ。どうやら我々のことを嗅ぎまわってるのがいるようだ。探偵のような狐がな」

 

 

■赤井:(まさかな・・・)

 

 

<考察>

・赤井が思い出していた女というのは髪を切る理由になった恋人の一人かもしれない。赤井は「振られっぱなし」と言っていたので複数の恋人に振られたのかも。

・赤井はおそらくFBI.そうなるとジョディやジェームズもFBIの可能性が高い。

・最後のまさかな・・・は何に対してか不明。

・例の通り魔は殺されていたらしい。シャロンが何らかの理由で通り魔に変装し、本物の通り魔が先に捕まると計画に支障をきたすのでシャロンの手で殺したと考えると整理がつく。しかしその何らかの理由がわからないし、そもそもシャロン=通り魔の変装と決まったわけじゃないので憶測の領域。あ、でもベルモットの可能性もあるか。というよりそのほうが・・・エンジェル絡みでシャロンを通り魔と疑っているが、悪い人だと分かるシーンは特に見当たらないし、ベルモットと考えたほうがいいのかもしれない。

・コナンはFBIならそんなヘマするはずがないと言っていたが確かにそうだ。場所が絞れていてそこを固めていたのに事件が起こったならば無能と言われても仕方がない。考えられるとすれば、赤井が通り魔を泳がせていたとか。通り魔を誘い込んで返り討ちにするつもりだったとか。ただ警察に恨みを持っているとかでなければ、大抵の犯人は警察に近づきたくないはずなのでどうかとも思う。いや、固めているといっても通り魔に気づかれないようにしていれば問題ないか。

赤井が通り魔を殺していたなら蘭に聞く必要はないのだが、ある仮説を立てると赤井が蘭に聞く理由が出てくる。それはベルモットが通り魔に化けていた場合。灰原センサーが赤井を感知していたことから赤井は組織の人間だったと思われる。現在FBIに所属しているとすると潜入捜査だろうか。その赤井を狙いベルモットが近づいてくることを察知し、先に本物の通り魔を殺しておくことでその後に出てきた通り魔はベルモットの変装だと分かる。だから蘭に尋ねたとか。

・高飛車な女は今のところ考えられるとすればベルモットか。その女の発言と灰原のものは重なる。高飛車な女は死者を蘇らせると言っているので、薬の目的あるいは組織の目的はここにあるのかもしれない。

・コナンの発言から最終回の構成がみえるかもしれない。そしてその時コナンの秘密を周りの人が知ったときどういう反応をするのか。いろいろ考えていると目が潤む。

・「ずる賢い狐も袋の鼠ですね」と面白いことをいったウオッカに対し「つまんねこと言ってんじゃねえ」とジンが一蹴(笑)腹を抱えて笑ったシーン。考察ではない。

・ジンがコナンの隠れているロッカを開けきる寸前で止めたのは、シーンに緊張感を出す演出的なものだろう。もし本当はコナンに気づいているとしたら「次はねえと思えよ」という言葉はコナンに向けられたものだろう。しかしジンにコナンを見逃す理由はないのでそれはないと思う。灰原のときは一時的に見逃していたがコナンはそうはいかない。

・ジンが「姿を変えてズラかるぞ」と言ったがどのように変装するのか。どんな変装をしようが警察に止められるはずだが。もしこの姿を変えてというのが変装、つまりベルモットを暗示(シャロンはもう死んでいるので)していたら面白い。

・ジンの「大の大人がこんなところに隠れられるわけないか」に対しウオッカが「子供な隠れられるのにな。待てよ、そういえばさっき・・・!」となってもおかしくない。ウオッカはドジはよくするが、板倉のフリをしていたコナンとの通話で感を働かせていたのでそこまで頭が悪いわけではない。それなのにどうして・・・(笑)

・組織の行動は資金集め(ジェットコースターや10億円)→プログラマー集め(テキーラ)→システムソフトと実はきちんとした流れになっている。次は何を計画しているのだろうか。

・結局、板倉の断念したソフトは輪郭さえも分からなかった。